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biOgRapHy

■広告・グラフィック・WEBデザイナー/イラストレーターとして活躍するかたわら、2000年にURiTA(BMGファンハウス)のサポートギター、その影響を受けて2001年よりアコースティックギターの弾き語りによる音楽活動を開始。


■情報過多でサブカルティックな歌詞、多重人格な歌声、テクニカルなギターを駆使し、ありとあらゆるジャンルが融合したユーモラスかつ独創的な世界観を構築。耽美で中性的な容姿とは裏腹の、噺家のような洒脱なトークをも交えたステージングが高く評価される。


■いびつなポップ感覚のめくるめくメロディとリズム、絶妙な着地をみせる不協和音、複雑な階層のオーケストレーションは、アコースティックギター弾き語りの既成概念を覆すものである。


■”カタン”は、球体関節人形師・故・天野可淡氏から拝借。前述の如き世界観を解読するヒントとして、以下1st Album「対話の可能性」帯テキストから抜粋してみる。・・・日比谷カタンなる存在から連想されるキイワードとして先ずジャンゴ・ラインハルトの名が挙げられるのは致し方ないだろう。が、梅津氏が喩えるように【転送ポッド】から現れた、過剰な不純物が混在する【オブジェ】はもはや、単なる伝統の継承とは言い難い。日比谷が云う【コラージュ】を構成する要素、天野可淡、澁澤龍彦、岸田秀、シュヴァンクマイエル、クローネンバーグ、アルジェント、ケイト・ブッシュ、カヒミ・カリィなどを列挙してみれば、多少なりともこの世界観の説明になる・・・であろうか?・・・ということでその影響について触れると枚挙に暇が無いが補足するなら、新旧ロック、ポップス全般、ジャズ、プログレ、歌謡曲、TV劇伴、シュルレアリスム、精神分析学、心理学、情報デザイン学などをデタラメに融合したオルタナティブ。とも云える。


■海外での評価も高く、チェコのリトメリーチェ、ノルウェーのコングスベルグ、リトアニアのヴィリニュス(梅津和時氏とのDUO)、ww.vilniusjazz.lt/history/2005.htm">ヴィリニュス(梅津和時氏とのDUO)、ドイツのメールス(メールス・ジャズフェスティバルの公式ブログ記事)など著名ジャズ・フェスティバルに参加。フランスでは親友Nosfellとの競演や、ピエール・バルーのサラヴァレーベル・コンピレーション[くさまくら]ツアーにLes Romanesques レ・ロマネスク、桃梨と共に2年連続・計27公演に参加。他にオスロ、プラハ、ドイツ・ハノーバー公演も大成功を収めた。


※参加ジャズフェスティバル
・Vilnius JAZZ Festival 2005 (Lithuania)
・Litoměřice JAZZ Festival 2006 (Czech Republic)
・Kongsberg JAZZ Festival 2006 (Norway)
・Moers JAZZ Festival 2011 (Germany)

■国内ではボーダーレスな活動エリアで頻繁にライヴをこなす。日比谷が影響を公言するチェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエル絡みのイヴェント["シュヴァンクマイエルのキメラ的世界"と"日比谷カタン"を2007年9月4日(火)チェコセンターに於いて鑑賞する悦楽共犯者たち。]、ライヴ&トークショー「対話の可能性」シリーズ、ゲーム音楽のカリスマ・植松伸夫氏による「ファンタジーロックフェス2013」出演、ZABADAK(吉良知彦・小峰公子)公演へのボーカル&ギターサポート参加、吉良知彦・鬼怒無月両氏とのユニット「キドキラカタン」、みとせのりこ氏との共同企画「おいたわし夜みとせのりこ&日比谷カタンの”こじらせ系”」など活躍の場を拡げている。

■ライヴ&トークショー「対話の可能性」シリーズ
2008年より渋谷UPLINKにて開催中。日比谷がホストとなって各界の著名人を招き、専門分野・その方法論、哲学などを対話形式で語っていただくシリーズ。
参考リンク「対話の可能性アーカイブ」
出演ゲスト
・第1回:宮台真司(社会学者・首都大学東京教授) 2008.12/18
・第2回:中原昌也(ミュージシャン) 2009.2/19
・第3回:山川冬樹(アーティスト) 2009.4/2
・第4回:能町みね子(たまに絵も描く文筆業) 2009.6/4
・第5回:井嶋ナギ(文筆家) 2009.8/64
・第6回:川上剛史(气功催眠術師) 2009.10/1
・第7回:津田大介(メディアジャーナリスト) 2010.4/22
・第8回:宍戸留美(歌手・声優・俳優・写真家) 2010.6/30
・第9回:東浩紀(批評家・小説家) 2010.8/12
・第10回:名越康文(精神科医) 2011.1/27
・番外編:浅井隆(UPLINK主宰・プロデューサー) 2011.5/6
・第11回:岸野雄一(スタディスト)

        宮崎貴士(音楽家) 2011.9/22
・第12回:金田淳子(社会学者) 2012.9/20
・第13回:園崎未恵(声優,歌手,ナレーター,俳優) 2012.9/20

■サポート
ZABADAK http://www.zabadak.net/
みとせのりこ http://www.snowblanc.net/
チエルーム http://chieroom.com/
URiTA https://twitter.com/uritajapan

■競演した来日アーティスト
FarmersMarket(ノルウェー)
Atomic(ノルウェー)
KTU(フィンランド)
Petteri Sariola(フィンランド)
Johnny La Marama(ドイツ)
Nosfell(フランス)
Nik Baertsch's Ronin(スイス)
Black Light Orchestra(ベルギー)
Uz jsme doma(チェコ)

オスロ録音を含む2ndアルバム[ウスロヴノスチUslovnpsti']にはFarmersMarketのアコーディオニスト
スティアン・カシュテンセンが3曲参加している。

■映像用音楽制作
【映画】
・2008年
 第58回ベルリン国際映画祭・新人作品賞を受賞
 熊坂出監督作品[パーク アンド ラブホテル]音楽担当
・2009年
 静岡・グランシップ「105人の時間展」出展映画
 熊坂出監督作品[じかんのじかん]音楽担当

【TV・ビデオ】
・NHK[わたしが子どもだったころ#大石静・#荒木経惟]
・[シネフィル・イマジカ]オープニングテーマ
・ベネッセ[こどもチャレンジ]VP
・学研[大人の科学シリーズ]PV

■音源参加
石橋英子 2ndアルバム「Drifting Devil」(2008)
ギター参加
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スパン子 1stソロアルバム「SPANNKOSMO」(2010)

ギター参加
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マイア・バルー 1stアルバム「地球をとってよ!」(2010)
ギター参加
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みとせのりこ

「Nostalgia~Noriko Mitose Retro Works Best~!」(2010)
楽曲提供:M14:哲学系彼女/作編曲・共同作詞・ギター&ボーカル参加
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コナミ・ゲームサウンドトラック
「幻想水滸伝アレンジコレクションVol.2ケルティック&エイジアン」(2010)
ギター参加
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Xbox360用超大作RPGソフト[ロストオデッセイ](2007)
※ファイナルファンタジーの産みの親・坂口博信、植松伸夫両氏が手がけた超大作RPG。ゲームラストのボス戦に使用された楽曲[亡魂咆哮]でのラップ調語りを担当。オリジナルゲーム画面のUP映像、日比谷本人による弾き語りカバーなどがニコニコ動画で話題に。
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coMmenTs

推薦文(敬称略)

梅津和時

(Reeds,音楽家:KIKIBAND/忌野清志郎 etc)
ある意味で人類はついにジャンゴの再生に成功した。
ただし、それにはもろもろの、
どぎついまでの極彩色の不純物が混入して、
とても正視に耐えられるものではない。
日比谷カタン、それは、
まるで美しい蠅男のようだ。
(1stAlbum「対話の可能性」寄稿コメント)
http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/

 

鬼怒無月

(Guitarist・音楽家:是巨人/SALLE GAVEAU etc)
日比谷君の音楽を聞くと、
いつもこのギターを弾いているのが 自分だったらいいのに
と思ってしまいます。
(1stAlbum「対話の可能性」寄稿コメント)
http://mabo-kido.hp.infoseek.co.jp/ 

 

松崎ナオ

(歌手・音楽家/鹿の一族)
匂いのしない汚泥に浮かんでは沈んで
たまに見えた青空に腹を立てながら涙する。
日比谷くん、こんなCD聴かされちゃって
なんか変な所 掴まれて 無理矢理はがしたら
血がいっぱい出そうで怖いから
ひっついたまんまだよ。
嫌だなあ。困ったなあ。
(1stAlbum「対話の可能性」寄稿コメント)
http://www.matsuzakinao.com/

 

巻上公一

(音楽家:ヒカシュー etc)
ひさびさにかつ
目に値するアーティストに出会った。
美しくもグロテスクな、
さらりとした晦渋が甘酸っぱい。
(2ndAlbum「ウスロヴノスチ」寄稿コメント)
http://www.makigami.com/ 

 

coba

(Accordionist・音楽家)
このアルバムを聴いて、僕の大好きな
戸川純率いる「ゲルニカ」を思い出した。
日比谷カタンの音楽には、あのバンドが内包していた
陰鬱と論理性、そしてエロチシズムが同居している。
マヌッシュを彷彿とさせる風変わりなギターの音色と、
それを完全に裏切る

ポストプログレ的なフレーズとコード進行。
ある意味大仰に芝居掛かった歌詞と歌声…
それら全ての要素が相まって
彼独自の世界観を蜃気楼のように出現させる。
まるで巧妙に造作された
一人紙芝居でも見せられているような感覚に…
酔う。
(2ndAlbum「ウスロヴノスチ」寄稿コメント)
http://www.coba-net.com/

 

植松伸夫

(音楽家:ファイナルファンタジーシリーズ etc)
長い間、様々な音楽を雑食してきました。
食あたりをおこす度に免疫を得て、
もう何を食べても大丈夫だと
自惚れていたのかもしれません。
先日、日比谷カタン氏をつまみ食いしたところ
久々にお腹をこわしてしまいました。
(2ndAlbum「ウスロヴノスチ」寄稿コメント)
http://www.dogearrecords.com/

 

宮台真司

(社会学者)
アートだと思ったらクズ、クズだと思ったらアート、の振幅

このアルバムに何かを感じたらすぐにライブを味わうべきだ。
そこには音楽と同じ厚みで日比谷カタンの言葉が満ちている。
これほどの名状しがたさに満ちた見世物を僕は他に知らない。

寺山修司的な小道具がなくてもライブの時空は見世物小屋だ。
的屋の大道芸の口上みたいに型にハマった人畜無害な節回し。
かと思って中身を傾聴すれば弱者を死に追い込むが如き毒舌。

高尚さ/卑属さ、傍若さ/繊細さ?相反するものの天こ盛り。
プログレやグランジや民謡や懐メロ歌謡などのノージャンル。
ガチだと思ったらフェイクだと思ったらマジガチの永久運動。

こういう表現なのかと規定しようとするとスルッと逃亡する。
繰り返されるのは「生まれて来なければ良かった」という口上。
この台詞を真に受けると「本気にしてたのね」と嘲笑される。

怪人20面相が生きた戦間期の光と闇は都市という見世物小屋。
近代へと驀進する帝大生の故郷には因習に満ちた両親がいた。
自由の中に不自由を見、自由をここではないどこかに探した。

日比谷カタンが召還する平成の光と闇は自意識の見世物小屋。
クソ社会が闇へと墜落する中、一瞬の夢を見ようとする抗い。
不自由の中に自由を見る代りに、クソ社会で一瞬の夢を見る。

だがその一瞬の夢たるや便所の落書きを凌ぐクズなのだった。
あなたは共感して「生まれて来なければ良かった」と思うのか。
それとも「カタンのライブに来なければ良かった」と思うのか。
(3rdAlbum「Post Position Proxy」寄稿コメント)
http://www.miyadai.com/

 

園崎未恵

(声優・女優・ナレーター・歌手)

漣(さざなみ)の様に繰り返す問い掛け…

初めて聴いたとき、静かに泣いた。

(3rdAlbum「Post Position Proxy」寄稿コメント)

http://www.remax-web.jp/woman/S/sonozaki_m/index.htm

佐近田展康

(名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科准教授)
初めてカタンさんの音楽を聴いた時
まず唖然とし、耳が釘付けになりました。
何か聴いてはイケナイものを聴いてしまったような不穏な後味。
なんだろうコレは?
シュワンクマイエルの美しき悪意、
天野可淡人形のまがまがしさ?…そして再び聴き返す
そこには、人間離れしたギターの超絶技巧もさることながら
七変化のトランスセクシュアルな声色表情
書庫の臭いにも似た象徴的詩の世界
不安定に浮遊しながら艶かしい媚薬として解決するその音楽… 
とにかく、こんな知的でフェティッシュで耽美な弾き語りは
いまだかつて耳にしたことありませんでした。
その余韻はいつしか確信となって
先日東京で行ったぼくの機械歌唱ライブで
ギター演奏サポートを強引にお願いしたわけですが

(当日が初対面)
案の定、耽美な蜜と毒に満ちた素晴らしい演奏でした。
http://web.mac.com/nsakonda/sakoweb/top/top.html

 

english

​■Katan HIVIYA is a singer/guitarist/songwriter from Tokyo, JAPAN. He had already established his career as a web/graphic designer when he started playing as a supporting guitarist for URiTA (a singer songwriter who had released some works from BMG FunHouse, and influenced Hiviya strongly) in 2000.

■After a year of experience as a backing guitarist, he started his own career as a solo musician, writing his own songs and singing them accompanying himself on acoustic guitar in 2001.

■A part of his stage name "Katan" was adopted from the late Katan Amano, the legendary doll artist who had become one of the first artistic stimulants for Hiviya.■His first album "Cardbop Textlogy ( taiwa-no-kanohsei: possiblity of dialogue)" was released in 2004, and his second album "Uslovnosti" was released in 2007.

■Not only inside and around the Tokyo area, he has also given performances in many places in Japan (Osaka, Kyoto, Nagoya, etc) other countries (France, Germany, Norway, Czech Republic, Lithuania).・Vilnius JAZZ Festival 2005 (Lithuania)・Litoměřice JAZZ Festival 2006 (Czech Republic)・Kongsberg JAZZ Festival 2006 (Norway)・Moers JAZZ Festival 2011 (Germany)

■Hiviya participated in the compilation album "Kusamakura" released from the label "Saravah", and the promotional tour conducted by Maia Barouh, the producer of the album, in France in 2007.

■His voice was used for the Japanese rap part of the song "Roar of the Departed Souls", the final boss battle theme of the "Lost Odyssey", a Xbox 360 role playing game from Microsoft, composed and produced by Nobuo Uematsu, the legendry game music composer of the Final Fantasy series.■Hiviya also worked as a composer and a music director for the film "Asyl - Park and Love Hotel" by Izuru Kumasaka, which won the Best First Feature Award in the Berlinale 2008. 

Kazutoki Umezu

(musician: KIKIBAND/ Komtcha Klezmer/ Kiyoshiro Imawano) 
In a sense, the mankind has succeeded in the reproduction of Django Reinhardt at last. However, as all kinds of impurities strident in full color have mixed in the creature, you cannot possibly look straight at it. Katan Hiviya, it is just like a beautiful fly-man.
(commented on 1st Album"Possibility of Dialogue") 
http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/

coba

(Accordionist・musician) 
Listening to this album, I recalled my favorite band "Guernica" led by Jun Togawa. Somberness, logicality, and eroticism, which were connoted by that band, also coexists in the music of Katan Hiviya. The strange timbre of the guitar is reminiscent of manouche, but that impression is totally deluded by the phrases and chord progressions like those from the post progressive rock. His lyrics and vocal style are elaborate and histrionic in a sense... All of these elements are interworking together, and conjuring up his own unique "weltanschauung (worldview)" like a mirage. I even feel like as if I was seeing a one-man picture-card show fabricated subtly... ...intoxicated. 
(commented on 2nd Album "Uslovnosti") 
http://mabo-kido.hp.infoseek.co.jp/ 

Nobuo Uematsu

(musician: the composer of the Final Fantasy series) 
I have been an omnivorous eater of all kinds of music for a long time. Everytime I suffered from musical dietary indiscretions, I gained immunity against those, so I might have been overconfident about the ability of digestion of my musical stomach, thinking that I would be OK whatever I might eat. The other day, I snitched Mr. Katan Hiviya, and got musical stomach trouble after a long interval. 
(commented on 2nd Album "Uslovnosti")
http://www.matsuzakinao.com/

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